電気自動車の普及について

車の徒然

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Car-nalism HPより引用しました

ポルシェ初の量産EVスポーツカー(タイカン)

電気自動車(EV)の現状

EVについてはいろいろな意見がありますが、長い目で見ると特に先進国においては車の電動化の波は避けられないと思います

もちろん現状においては充電インフラの拡充や一回の充電時間の長さなど、まだまだ解決するべき問題は多々あります

しかし、世界の主に先進国が電気自動車を普及させようとしていることからしても、電動化の波が世界に広がるのは避けられないと思います

問題は欧州のような急激な変化が日本には向いていない事だと思います

例えば欧州でも北欧のノルウェーではEVの普及率は86%です
しかも発電の99%が水力発電で賄っています

日本のEVの普及率が遅れていると声高に叫ぶ人たちがよく口にするのが欧州はEV先進国だ
ノルウェーなどは99%再生可能エネルギーでEVを普及させている

日本も原発はいい加減やめて、再生可能エネルギーをもっと増やして早くEVを普及させろ
出来ないのは政府の怠慢だ、メーカーのEV対応が遅い、何をやっているんだと・・・

しかし、実はノルウェーって人口が約538万人しかいないので、十分水力発電で事足りるのです

日本の人口は1億2,300万人で一般家庭と企業の電力量を考えれば、自然可能エネルギーだけでは追いつかない事は分かると思います

勿論ノルウェーはそれだけでEVが普及したわけではありません

北欧はもちろんノルウェーも冬の寒さが半端なくそのため冷えてくると車のエンジンオイルが固くなります

日本では考えられないですね

それを防ぐために車のオイルを温める専用のヒーターが車についているのです

当然電源が必要になり、各家庭の車庫には必ずコンセントが備えられています
また、公共の駐車場にも電源があり、その為環境として充電インフラが簡単にできる環境にありました

しかも、なんといっても人口が少ないので充電インフラも少なくて済みます

ノルウェーがEVにかじを切ったのは2000年ごろからでした
EV車の税金を免除したり、駐車料金・高速料金を割引、バスレーンの通行など
EVを普及させるための優遇措置をこれでもかと推進していきました

元々駐車しているときは車にコンセントを差し込むものだという習慣があった上に、様々な優遇措置でエンジン車よりも得だという感情を国民に持たせたことがEVの普及に拍車をかけました

もちろんこれだけの政策を実行するには元手がいります
何をするにしても結局お金がかかるわけですが、人口が少ない国ですから税金からとか国債を発行してというわけにはいきません

実はノルウェーには北海油田という金の生る木があります
その生産量は驚くことなかれ日本の一年間の使用量に匹敵する400万バレル以上です

でも、ご承知のように99%水力発電で賄っているので自分の国に必要ないわけです

じゃーどうしているの?

実はすべてよその国に売っているのです
先ほど戦争のおかげで燃料が高騰している話をしましたが、ノルウェーは現在進行形でウハウハなのです

つまり、ノルウェーは私たちには環境にやさしい国を目指していますと言いながら、よその国には二酸化炭素を排出する原油を売っているのです

本当にこれで地球環境を考えてと言えるのでしょうか?

ある人が欧州がEVにかじを切ったのは、日本の自動車にどうしても勝てないからだという発言がありましたが、そういうこともあながち嘘ではないように思ってしまいますね

ちょっと話が生臭くなりましたが、きれいごとだけではないという事です

 

 

 

 

 

 

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