ドライブレコーダーの機能
LED信号機対応
LED信号機は実際には高速で点滅しています
しかし、人間の脳には残像が残るため消えた後も暫く同じように光って見えます
次に光るときまで残像が残った状態なので、点滅しているとは思わず点灯したままだと脳が勘違いしてしまいます
しかし、ドラレコの機械には当然残像現象は起きません
ドラレコの記録は正確には設定されたフレームレートに従って瞬間瞬間をコマ撮りしているのでLEDが消えているときに、ドラレコのコマ送りが同期するとずっと消えたままという現象が起きてしまいます
その為、LED信号機対応では信号機が点滅や消灯の状態になることを防ぐためにフレームレートを変えています
もちろん電球式の信号機では関係ありません(まだ残っているのかな)
余談ですが、ヘリコプターのプロペラが止まっているように見えるのもカメラのコマ送りと同期したために起こる現象です
フレームレートとは、1秒間に何コマの画像で構成されているかを表したものです
単位はfpsで表します
フレームレートの値が多い程、滑らかできれいな画像になりますが、その分容量も大きくなりSDカードでは長時間の記録ができなくなります
ドライブレコーダーの場合、車のスピードなども考えて30fps付近がが多いようです
西日本では上記のように1秒間に60回点滅するのでフレームレート30fpsのドラレコでは同期する確率が高くなり
点灯しているのにドラレコの記録画像を見ると消灯のままであったり、ちらつきが記録されたりします
ちらつきだったらまだ赤か青か分かるのでいいのですが、消灯だったら事故の時の証拠になりませんから注意が必要です
このようなことからLED信号機対応ドライブレコーダーではフレームレートが「27.5fps」や「29fps」などで対応しています
STARVIS(スタービス)機能
sonyHPより引用しました
sonyが開発した夜間の撮影にも適した高感度裏面照射型画素技術の事です(こうかんどりめんしょうしゃがたがそぎじゅつ)
って何のことやら、今一分かりづらいですね(笑)
今までは表面照射型でした
構造としては、受光部の上に配線などを積み重ねて製造していたのです
何故かって?製造が簡単だから
しかし、受光部の上に入射光を遮るものが乗っているので、暗い場所で必要な明るさを集めきれずに
黒潰れ等が発生、お世辞にも夜などの撮影ではきれいな画像とは言えませんでした
裏面照射型ではその名の通り受光部を一番上に持ってきて、基板や配線を受光部の裏に置いた構造になっており、入射光が邪魔されずに受光部(フォトダイオード)で受けることが可能になりました
つまり、光の総量が多くなったのです
実はこの考え方は前からありました
しかし、裏面照射型の製造が難しかったために今までできなかったのです
裏面照射型を製造するのは結構大変だったみたいです、やはり技術のsonyですね
裏面照射型をもっと詳しく知りたい方はケータイwatchのHPをご覧ください
スモークガラス対応
現在の車のリアガラスはほとんどスモークガラスになっています
スモークガラスのメリットとしては
エアコンにも効率的
このようなメリットがある反面、昨今のドライブレコーダーではリアカメラが当たり前になってきました
その為リアカメラの解像度に影響を与えるようになりました
それを防ぐための機能がスモークガラス対応機能です
内側にリアカメラを取り付けた場合にスモークガラスの透過率に合わせてリアカメラの明るさを自動で調整することで鮮明な画像にすることができる機能です
SDカードメンテナンスフリー機能
SDカードは通常二週間に一度ぐらいはフォーマット(初期化)しなければいけません
ドラレコのSDカードは記録と削除が頻繁に行われており、さらには1つ1つのファイルが1分~3分と細かく区切られているために、どうしても不良セクタ(記録や消去ができない領域)が発生します
不良セクタが増えてくると32GBのSDカードでも実際に記録しているのは10GBなんてことも起こりえます
そして、それがさらにひどくなるとSDカードそのものが、使用不可になったりしていざ事故の場面を見ようとしても確認できないという、折角ドラレコ付いているのにトホホの状態になることもあります
また、突然ドラレコの画面が暗くなったり、電源がいきなり切れてしまったりすることもあります
その場合でもドラレコ本体の故障ではなく、多くの場合SDカードのエラーだったりします
ドライブレコーダー本体が急に壊れるというのは、今まであまり聞いたことがありません
定期的にフォーマット作業を行う負担を少しでも補うために、SDカードメンテナンスフリーという機能があります
しかし、これは全くフォーマットをしなくてもいいという事ではなく、今までよりもフォーマットの間隔をあけてもいいという事ですから注意しましょう
結局フォーマットしなくてはならないわけですから、この機能のおかげで逆にフォーマットしなくてもいいと勘違いする人が増えそうな気が・・・・・
2)中華製の安物SDカードはあまり買わないようにしましょう
(少しの金額をケチったために肝心な瞬間が撮れてなかったという事が無い様にしたいですね)
1)ドラレコの種類とかSDカードの容量の違いがあるので
上書きまでに何時間かかるかは一概には言えません
2)自分の車に取り付けた時に確認するようにした方がいいです
確認をしておけば今の記録をPC等に保存するには
何時間後までにしなければいけないのかが分かり便利ですね
明日確認しようと思ったら上書きされて
肝心な物が消えているということもありえますからね
駐車監視用ケーブル
駐車監視用ケーブルとはエンジン(HE/EVではスイッチ)を切った後でもドライブレコーダーの電源を入れたままにする装置です
シガーソケットなどから電源を取っているドライブレコーダーではエンジン(HE/EVではスイッチ)を切るとドライブレコーダーの電源も切れて録画ができなくなります
なので駐車しているときのドアパンチや当て逃げ・車上荒らしなどが、あったときに困るので駐車中もドライブレコーダーの情報が欲しい場合は駐車監視用ケーブルを使用する必要があります
駐車監視用ケーブルは必要だと思いますがどうして別売りなのですか?
1)運転中だけでいいと思う人や、そんな煩わしいことしたくないという人が結構います
2)駐車監視ケーブルを素人が接続するには、若干ハードルが高めだと思います
なるほどシガーソケットだと間違うという事はないけど、車両の配線に知識がない人は常時電源の接続を間違ったり、電気系統に不具合が起こる可能性もあるからですね
もう一つ大事なことは駐車監視をしているから、絶対大丈夫とはならないからね
エエーどういう事?
1)駐車時間の長さにもよるけど、車によってはバッテリー上がりの原因にもなります
2)Gセンサーなどもショックの度合いによっては反応しない事がありますね
3)Gセンサーの感度をあまり上げると今度は反応しまくりで上書きすることも・・・
つまり、そういったデメリットをよく分かったうえで、それでもという人は別売りですが用意していますよという事ですかね(笑)
だいたい11.7V~12.4Vの範囲で自車のバッテリーの状態に合わせて選べるようになっています
つまり、自分が設定した電圧より低くなると自動でドライブレコーダーの電源が切れる仕組みです
バッテリーが古かったのと、ほぼ毎日2キロの通勤距離だったので、かなり条件は悪い方でした
(カメラは前方のみだったので、2カメ・3カメ・360°などドラレコのタイプが違えば録画時間は変わってくると思います)